キャンプにポータブル電源を持っていくと、夜のテント内は格段に快適になります。ここでは「何ができて、どのくらい電力を食うか」を、シーン別に整理します。
この記事でわかること
- ✓キャンプの消費の主力は、ポータブル冷蔵庫と調理(ケトルなど)
- ✓ファミリー1泊なら実効500〜800Wh、調理多用なら1000Wh超が目安
- ✓調理を動かすなら、本体の定格出力1500W前後を確認する
1. キャンプで使えると便利な家電と消費電力
| 家電 | 消費電力(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| LEDランタン | 8W | 夜通し使っても消費は小さく、照明の中核 |
| スマホ充電 | 5W | 1台4時間で20Wh程度 |
| ノートPC | 65W | PC作業・動画視聴に |
| ポータブル冷蔵庫 | 45W | 終日通電。容量を決める要素 |
| 電気ケトル | 900W | 短時間の大電力。調理の主力 |
| ホットプレート | 1200W | 家族の調理に。出力が要 |
| 電気毛布 | 60W | 夜通し。1台8時間で480Wh |
2. シーン別の容量目安
- ▪日帰り・スマホだけ:Sクラス(200〜300Wh)で十分
- ▪ソロ1泊(照明+PC):S〜Mクラス(300〜500Wh)
- ▪ファミリー1泊(冷蔵庫+調理):Mクラス(500〜800Wh)
- ▪ファミリー2泊以上・調理多用:Lクラス(1000Wh超)
人数や泊数、使う家電で必要な容量は変わります。用途ページで詳しい選び方を確認できます。
3. 1泊の電力収支を実際に組んでみる(2人1泊の例)
| 使うもの(目安) | 消費 |
|---|---|
| LEDランタン×2(8W×6時間) | 約96Wh |
| スマホ×2(5W×4時間) | 約40Wh |
| 電気毛布×1(60W×6時間) | 約360Wh |
| ポータブル冷蔵庫(45W×10時間) | 約450Wh |
| 合計 → 実効を1.3倍で割り戻した必要定格 | Lクラス(1000Wh級) |
この例では合計約950Whの消費になるため、実効容量を考慮するとLクラス(定格1000Wh級)が必要という計算です。毛布を「弱」にする、調理にケトルを併用するなど、条件を変えると容量は前後します。
4. 容量を決めるのは「冷蔵庫と調理」
照明やスマホは消費が小さく、容量を大きくするのはポータブル冷蔵庫(終日通電)とケトル(900W)です。「冷たいものを維持するか」「湯を沸かすか」を決めると、必要容量がはっきりします。
5. 調理は「出力」が勝負
ケトルやホットプレートは900〜1200Wと大電力を食うので、定格出力1000W以下の機種では時間がかかったり、同時に使えなかったりします。家族で調理をするなら出力1500W超を目安にしてください。
6. 充電の工夫
- ▪キャンプ場のAC電源があれば、夜に満充電へ
- ▪車で行くなら走行充電・シガー給電を活用
- ▪ソーラーパネル対応機種なら昼間に補充
- ▪複数泊は「節約運転」(毛布の温度設定を下げる等)で長持ち